Sunday, November 05, 2006

傷口に塩2

葬儀に多額のお金がかかるのは人生最大の悲しみに、さらに苦しみを増し加えることとなります。
全国平均280万円。
このベラボーな数字をこのブログで何度書いたでしょう。
助け合いの意味で、皆様の香典があるでしょう。
遺族はこれから生活していかなければなりません。
それを葬儀屋がごっそりもって行きます。まだ足りません。
ご近所の情報ですが、あるお寺はお布施が少ないと「もう少し考えてください」と突き返されたそうです。

悲しむ人を苦しめる現在葬儀事情ですが、それでも伝統は強く、改革は容易ではありません。
でもキリスト教形式をとると、伝統を大切にすることも、伝統に捕らわれないことも、共に可能です。
キリスト教専門の葬儀社は、自らもクリスチャンであるのが普通で、さすがに洗練され、感動的な演出をしてくれます。一般的には自信を持って勧められますが、やはり50万円100万円という経費がかかります。

長谷川町子さん黒柳朝さんのように、著名人は密葬形式が増えてきました。
商行為に流れた現状への抵抗、社会改革の主張と思います。
そして教会はセレモニーのエキスパートのはずです。
洗礼式、正餐式、結婚式。なぜか葬式だけは業者抜きは、考えたこともないようです。
柩と骨壺があれば、なんとかなります。
純粋な宗教行為が可能になります。
これら葬儀用品は、幾人かの方々が情報をお寄せくださり、めどがたちました。
そして、行く先々の行政担当者、議員、民生委員、教会で、頼もしい手応えを頂いています。
「キリスト教会葬儀はたとえ無料でもやってくれる」という評判ができるのも、近いことと信じます。

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